JAPAN WRITING INSTRUMENTS MANUFACTURERS ASSOCIATION
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年末講演会・懇親会

日本筆記具工業会

牧 敦先生を迎えて恒例の年末講演会・懇親会を開催
  日本筆記具工業会は平成20年12月2日(火)、上野精養軒で恒例の年末講演会・懇親会を開催しました。
☆第1部 講演会講師:牧 敦先生(工学博士)
講演テーマ<テーマ 「書育~脳から知る人と環境」
  講師には日立製作所基礎研究所主管研究員人間指向技術推進プロジェクトサブリーダー
「牧 敦先生」を、お招きしました。
講演内容(抜粋)
  約40年ほど前に出版された「知的生産の技術」(梅棹忠夫著)の中でタイプライター書きは楽だという興味ある発言があった。じつは「手書き」というのは手で書いているのではなく全身で書いていることがわかっている。ゆえに手書きは疲れる。この本が出版された当時はワープロがなかったが、以降、ワープロ、パソコン、モバイルなど、楽に書く道具が次々と出現し、人々は手書きから遠ざかっていった。
  「書字」と脳の関係は光トポグラフィの分野でも古くから関心が持たれてきた。筆ペン、ボールペン、キーボード、携帯電話で文章を作成する状態を比較すると、キーボードの場合は脳の後頭葉の働きが停止していることが際立った。
  後頭葉が楽をしていることがわかる。
  ペンで書字したとき脳は、音声を聞く、それを理解する、ペンを動かす、書いた字をよく見て読む、漢字の読み書き等の変換を同時並列にやっていることがわかる。一方、キーボードで書字したときは、音声を聞く、理解する、までは同じだが、以降、書いた字をよく見て読む等の働きをする後頭葉が働いてないことがわかる。
  Eメールなどで誤字脱字が多いのはそのためだ。手書きは脳に負荷が高いことがわかる。 「書育」運動はこの観点を重視していくべきだと考える。
  さて、自分は手書きが好きで、最近は鉛筆をよく使っている。他にサインはボールペン、またデジタルペンも研究などで使っている。デジタルペンで書字したものを全員が共有することで、学習能力が高まることもわかってきている。

☆第2部 年末懇親会
  講演の後、牧敦先生と講習会で講演いただいた小野 博先生も迎えて参加者全員で記念撮影を行いました。引き続き会場を改め懇親会を開催しました。
  来賓に経済産業省(日用品室、環境生活標準化推進室)様、(財)日本文化用品安全試験所様、(社)全日本文具協会様をお迎えし、また多数の文具専門紙誌様を加え、総勢約100名が集いました。
  石川真一会長の開会挨拶に続き、堀江圭馬副会長の乾杯の音頭で開会、なごやかに懇親を深め、今井正芳副会長の中締めをもって2008年の工業会の活動を締めくくりました。
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