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欧州安全規制への対応勉強会 報告

日本筆記具工業会
2013.7.24

欧州安全規制への対応勉強会 報告
TUVラインランド・ジャパンによる勉強会 開催
   7月24日 東京文具工業健保会館にて、本工業会の製品安全小委員会主催による「欧州における子供向け筆記具に対する要求事項」勉強会を開催しました。
   欧州では改正されたEN71-3がこの7月20日より施行となりましたので、少しでもまとまった情報を得ようとドイツの試験分析機関であるTUV(テュフ)ラインランド・ジャパン㈱に講師の派遣を要請し、欧州における子供向け製品への対応状況についてお話をうかがいました。
   さすがにこの時期関心が高かったのか、参加者は42名(14社)となりました。
TUVラインランド・ジャパン男澤英貴 氏
内容構成は、次のようなものでした。
1. テュフ・ラインランド グループの紹介
2. 玩具安全指令について
・製品安全コンセプト
・EU ガイダンス ドキュメント
・製造者及び輸入業者の義務
・安全評価
・予測可能な使用に対するリスク評価
3. 質疑応答
   欧州で製品安全のもとになるのが「一般安全指令(GPSD)」という規格で、これに準拠していないものは欧州委員会がその販売を禁止し、顧客からのリコール及び市場からの撤退を命じることができます。玩具安全指令(EN71シリーズ)もこのGSPDの下層規格に位置します。
   そして、危険な製品から消費者を守るしくみとして「RAPEX」という危険製品の開示、警告を発するシステムがあり、食品や薬品、医療装置を除く一般消費製品に対して常に試買品テストを実施して毎週金曜日に報告が公表されています。
   筆記具、文房具のリコール例もありますが、今のところ日本製品では出ていません。(中国製品あるいは生産国不明が多い。)
   CEマークを必要としない筆記具・文具類についても、PEACH・CLP規則など様々な規制や基準が関わってくるので、製品安全情報には常に注意を払っていく所存です。
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