JAPAN WRITING INSTRUMENT MANUFACTURERS ASSOCIATION
△メニューに戻る
  2022 JWIMA会員研修会
日本筆記具工業会
2022.11.15
2022 JWIMA会員研修会開催
   本工業会では、会員の皆様への情報提供の一環として、毎年各分野のスペシャリストに講師をお願いし、研修会を開催いたしております。
   昨年、一昨年と新型コロナ感染予防の為中止となっておりましたが、本年は3年ぶりに11月15日(火曜)に浅草橋ベルモントホテルにて開催いたしました。3Dプリンターとドローンという現代的なテーマであった為40名近くの参加者でにぎわいました。
   その後実際講師を訪ねて仕事に生かしていただく会員さんも複数いらして、開催した甲斐がありました。
   今後も、時代に沿ったテーマで研修会を行いたいと考えておりますので、ぜひご希望のテーマがありましたらお気軽に事務局までご連絡ください。  
<以下、講演録(抜粋)>

研修会テーマと講師
【第一部】 3Dプリンターの意義と活用
講師 東京都中小企業振興公社 3次元造形指導員 木下 欣也 様
  
【第二部】 ドローンの意義と活用
講師 救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会  理事長 稲田 悠樹 様
 
【第一部】 3Dプリンターの意義と活用
講師:
東京都中小企業振興公社
3次元造形指導員 木下 欣也 様
<講演録(抜粋)>
 
   3Dプリンターとは3次元のデータをもとに樹脂の積層などによって立体物を作成できる装置のことです。
   3Dプリンターは、3DCADで作成された3次元データを読み込み、多くの場合は平面的に出力される材料を積み重ねていくといった方式で立体を造形します。
   熱可塑性樹脂を使用する方式や、光硬化樹脂を使用する方式などがあります。
   今まで3Dプリンターは、立体模型やモックアップを比較的短時間で作成できる手段として、製造業をはじめ、建築、デザインなどさまざまな分野で利用されていましたが、現在は既に工作機械の一種として生産にかかわっていたり、医療や宇宙開発の現場では、すでに重要な役割を担ったりしています。
一口に3Dプリンターと言っても、熱溶解積層法、材料噴出法、粉末床溶解法、バインダージェット法、指向性エネルギー堆積法、シート積層造形法等さまざまな手法があり、それぞれに長所と短所があることを詳細に説明した後、その短所をどう解決しているかを仔細に解説し、その後製造例の紹介があった。その最先端事情について、お話しいただき、現在では大量生産にも応用されており、金属を素材にした3Dプリンターも活用が始まっており、国内でも建物を3Dプリンターで作るところまで来ているとのこと。ますます利用の幅が広がっていくという実に興味深い講演であった。
   また、興味のある方はぜひ相談に来てほしいというありがたいお話もあった。東京都の相談事業であるため、相談指導は無料で行ってくれる。その他、IOTの効果的な活用例と新しいツールの紹介もあり、活動が多岐にわたっていることが分かった。
 
 
 
     
  【講師プロフィール】
大手電機メーカーでICの設計を担当。その間に接した中小企業の社長や技術者の求めに応じて、中小企業の技術的サポートを行うベンチャーを立ち上げ、独立する。その後、それが東京都に評価され、専門的に中小企業の技術的な指導を行う公的支援員となる。現在は、技術革新に有効な3Dプリンターをはじめ、各種IT機器の産業利用を推進している。

ご相談は下記へ(無料) 「日本筆記具工業会の吉田から聞いた」と付け加えていただくと、より一層丁寧な相談が受けられるはずです。
 
 
☆ 
 
  公益財団法人 東京都中小企業振興公社 多摩支社 三次元造形指導員 木下欣也   
〒196-0033 東京都昭島市東町3丁目6番1号    
TEL : 042-500-3901 FAX : 042-500-3915  
メール : 木下欣也  https://tama-innovation.jp/business/business-3d/
 
 
     
  <当日のPPから:筆記具に応用できそうな部分を抜粋>  
     
   
     
   
     
 
【第二部】 ドローンの意義と活用ドローンの意義と活用
講師:
救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会
                        理事長 稲田 悠樹 様
<講演録(抜粋)>
   現代日本はとてつもない速度で進化し、そのテクノロジーは魔法のように、物理世界を席巻し「変革」してきました。
   しかし、まだ助からない命について、できることがあります。救急・救助、火災(警防)の世界に、あらゆるハイテクやICTが投入され徐々に変革が起きています。 IOT、ウエアラブル、クラウド…そしてドローン。一定のリスクを伴うドローンの使用は、その効果があるものの、悪用の事件により躊躇され、いくつかの消防組織のみの配備にとどまっています。
   我々は、発見できなかった命の危機をIOT・ウエアラブルで検出し、クラウドでコントロールされた無人機との連携で、航空支援を行うICTシステムを実現し、救命の連鎖をハイテクで補完します。
   その新たなる「変革」の為に各分野のプロフェッショナルを集め「プロジェクト・ヘカトンケイル(百腕巨人プロジェクト)」をスタートさせ、そのプロジェクト推進のため、「一般社団法人 救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会」を立ち上げました。
   このプロジェクトが大切な労働人口の減少を食い止め技術立国日本を再興し活性化していく良循環に繋がるものと信じて、新たな第一歩を踏み出します。 
 
【講師プロフィール】
熊本生まれ熊本在住。2015年にドローン事業で独立。九州をメインにPV,CM,テレビ番組等の空撮を行う。その他、災害時の被害調査、実証実験、システム開発などのテストパイロットなども行う。消防庁、熊本県南小国町、益城町などとのドローンの利活用に関する協定締結。災害調査:熊本地震、令和2年7月豪雨など。
  <当日のPPから。工場のメンテナンスに応用>   
     

| メニューに戻る |
© 2002 日本筆記具工業会,All right reserved.