JWIMA  日本筆記具協会
JAPAN WRITING INSTRUMENTS MANUFACTURERS ASSOCIATION
ボールペンで書くときのあれこれ
途中で書けなくなるときがあるのはどうして?
   ボールペンが書けなくなる主な原因は下記のとおりです。これらの原因で書けなくなったものを、復元する方法はありません。
 先端部からの空気の巻き込み
ペン先を上向きにして書くと、ボールとボール保持部のすき間から空気を巻き込み、インキはそれ自身の重みで逆に流れていき、書けなくなったりすることがあります。

 ショック
ペン先を上にして机を叩いたり、後ろ側にショックを与えると、インキがとぎれてしまうことがあります。そのため文字がかすれたり、インキが逆流する現象が起きることがあるのです。
はげしくペンを振ったりした時にも同様な現象が起きることがあります。

 異物の巻き込み
紙の種類や状態によって、その繊維(紙粉)がボールと受座のすきまに巻き込まれ、これにより、インキの出が悪くなったり、ボールが回転できなくなって書けなくなる場合があります。
また、CDやDVDのレーベル面などや、感熱紙、インクジェット紙に書いた際にも、表面のコーティング材が巻き込まれ、書けなくなる場合があります

 先端部のキズ
チップのボール保持部にキズが付くと、ボールが正常に回転しなくなる場合があります。
これにより、なめらかな書き味が損なわれたり、紙へのインキ転写に影響が出て、インキが出なかったり、出すぎたりすることがあります。
主な原因は以下の通りです。
金属定規等にボールペンのペン先を接触させて線を引くと ペン先を傷める場合があります。
ペン先で物を突いたり、穴を開けたりすると、寸法や形状が狂い不具合のもととなります。
この様な事はペン先を痛める原因になります
ペン先で包装用テープを切る ペン先で物を突く

 インキの溶剤の蒸発
ボールペンのインキに使われている溶剤は、長時間筆記せずに保管しても、時間の経過とともに少しずつ蒸発してしまい、そのままにしておくと、インキが出にくくなります。
快適な書き味でお使いいただくために、ご購入後は1~2年を目安に使い切るようご使用ください

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