鉛筆の製造工程

墨芯の工程

STEP1

原料を混ぜる

芯の原料である黒鉛と粘土に水を加え、ミキサーで細かくし、よく混ぜ練り合わせます。
黒鉛と粘土の割合によって芯の硬度が決まります。

黒鉛と粘土に水を加えてミキサーで練り合わせている様子
STEP2

押し出す

よく混ぜられた原料をさらに細かくすりつぶし、練り合わせます。
その混ぜ合わせた原料を芯の太さに押し出し、20センチほどに切りそろえます。(その時、芯はまだ柔らかい)

原料を芯の太さに押し出し、切りそろえている機械
STEP3

焼く

乾燥機で乾かした後、容器に入れ、
約1000℃~1200℃の炉で焼き固めます。

容器に詰められた芯を炉で焼き固めている様子
STEP4

油加工

すべりを良くするために芯に熱い油をしみこませ、ゆっくり冷ますと、芯が完成します。

熱い油に芯を浸して油をしみこませる装置

色芯の工程

STEP1

原料を混ぜる

原料(顔料・ワックス剤・粘結剤・タルク)に水を加え、ミキサーで混ぜ合わせながら余分な水分を除きます。

顔料などの原料に水を加えて混ぜ合わせている槽
STEP2

切りそろえる

よく混ぜられた原料を、さらに細かくすりつぶし、練り合わせます。練り上げられた原料を芯の太さに押し出し、20センチほどに切りそろえます(その時、芯はまだ柔らかい)。

押し出された色芯が並んで切りそろえられていく様子
STEP3

乾燥させる

芯を筒に入れて約50℃の乾燥機の中で、長時間乾かします。

色芯を入れた筒が乾燥機に並べられている様子

木工の工程

STEP1

板を用意

鉛筆の軸に使う木はスギ科やヒノキ科の木です。
主に北米産のインセンスシダーが使用されます。この木が加工されてスラットという板状になって日本に運ばれてきます。

積み上げられたスラット(鉛筆の軸になる板)
STEP2

板に溝を彫る

スラットに半円の溝を削ります。
この溝にピッタリと芯が入ります。

半円の溝が彫られたスラットと、その断面を示した図
STEP3

芯入れ

接着剤の塗られたスラットの溝に芯を乗せます。

スラットの溝に芯を乗せる様子を示した図
STEP4

板を重ねる

もう1枚のスラットを重ねて、はり合わせます。
圧力をかけてピッタリとはり合わせます。

2枚のスラットをはり合わせた状態と、その断面を示した図
STEP5

上面を削る

上の面を初めに鉛筆の形に削ります。カッターの形状によって六角、丸、三角などの軸の形ができます。

上面を鉛筆の形に削ったスラットと、その断面を示した図
STEP6

下面を削る

次に下の面を削って1本1本切り離します。ここではじめて鉛筆の形状になります。これを「生軸(きじく)の鉛筆」と言います。

下面を削って1本ずつ切り離した生軸の鉛筆と、六角の断面を示した図
STEP7

塗装

木肌のままだった鉛筆を機械で塗料を何度も塗り重ねます。

生軸の鉛筆に塗料を塗り重ねている機械
STEP8

加工する

両端を切り落とし、長さを揃えます。
その後に硬度や社名などの文字などを刻印します。

両端を切りそろえ、文字を刻印している機械
STEP9

箱詰め

1ダースずつ箱につめて完成です。

完成した鉛筆を1ダースずつ箱につめている様子