ボールペンを知る使い方・持ち方
なめらかな書き味を保つ60~90度の適正角度と、上向き筆記で逆流が起きる仕組みを解説します。
ボールペンの適正角度って?
筆記する時はボールペンを立てて・・・
ボールペンのチップ内部には、ボールを受ける受座があります。この受座はボールの丸みにしっくり合わせており、なめらかな回転が得られるように設計されています。したがって、いつまでも快適な書き味を持続するためには、筆記時にボールにかかる力を受座が正しく支えられるような筆記角度、すなわち60°~90°で筆記するのが理想的です。
また、あまり寝かせて書くと、ボール保持部の外周が紙面に当たって磨耗し、ボールがとび出す等の原因になります。このような書き方は避けてください。

ボールペンは下向きで・・・
インキの逆流が起きるわけ
普通のボールペンは、インキがそれ自身の重み(重力)で落下することを利用して、チップの先端にインキを送り込むという仕組みになっています。
このため、上向きにして書くとインキが出ないばかりかボールとボール保持部の隙間から空気が巻き込まれて、チップ内部に空気の通り道ができ、インキはそれ自身の重みでチップと反対方向に流れます。
この現象を「逆流」といいます。
逆流すると、筆記ができなくなり、漏れたインキで手や衣服を汚すことがあります。
これは市販されているほとんどのボールペンで起こります。(加圧式等上向き筆記できるものは除く)
したがって、普通のボールペンを使う場合、チップの角度が水平以上になる上向き筆記はしないでください。

ご注意:チップの角度が水平以上になる上向き筆記はしないでください。


紙以外・特殊な紙面には使わない
ボールペンは紙への筆記用の道具です。次のような使い方は、ペン先の破損や筆記不能の原因になります。
- コンクリート、鉄、板などの硬いものには筆記しないでください(下敷きとして使用することも避けてください)。
- 段ボールの開梱などに、カッター代わりとして使用しないでください。
- 汚れた筆記面には使用しないでください。
- CDやDVDのレーベル面(プリンタブルタイプ含む)、感熱紙、インクジェット紙など、表面がコーティングされている紙にはボールペンを使用しないでください。
- レーザー式(トナー)プリンタ・コピーで印刷された紙や、油脂の付着した紙は、ボールペンでの筆記には不向きです。
書けなくなる原因とその予防策はお手入れ・取り扱い注意でも詳しく解説しています。
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